これは、卵？

まず最初の「卵が有精卵である事」から説明します。
基本的に卵が無精卵の場合だったら、卵は孵化する事はありません。ですから、卵が有精卵なのか知る必要があります。（注意！：有精卵・無精卵の判別方法は日本のディスカスが確認した卵の場合ですので、全ての卵に言える事ではないかもしれませんが、参考になさってみてください。）金魚の卵の有精卵・無精卵は卵の色で判断する事が出来ると思います。しかし金魚が卵を産みたての時には、有精卵･無精卵ともに卵の色が同じなので、産んでから数日たった卵で判断します。卵が孵化する有精卵の卵の場合は、卵の色が半透明状態であります。卵が孵化しない無精卵の場合は、卵全体が白く濁っています。

そして次に「飼育水の水温が19度くらいである事」です。
金魚の卵は5日間くらいで孵化するのが良いとされています。それよりも早かったり、遅かったりすると、生まれてくる稚魚が奇形になりやすくなってしまうからです。実際に、卵の孵化が早まってしまった時に産まれてきた稚魚は、むなびれが小さくなってしまいました。ですので、5日間くらいで孵化させるのが良いでしょう。ではどうやったら5日間くらいで孵化できるのかといいますと、水温です。水温が高すぎると卵の孵化が早まり、水温が低すぎると孵化が遅くなるのです。5日間くらいで孵化させるには、水温を20度くらいにするのが良いでしょう。（寒い時期はサーモヒーターなどを使って水温を安定させます。）20度の水温だったら3日ほどで、卵の中の金魚の稚魚の「目」等が確認できるようになり、5日目くらいには孵化するでしょう。

そして5日目には孵化する事でしょう！！しかし、その前に金魚の稚魚に与える餌を用意して置かなくてはなりません。因みに金魚の稚魚は孵化してから2日間くらいは、体内にある「さいのう」という所に栄養分がありそこから栄養を取り入れているからです。餌は3日目くらいから与えるようにします。孵化したばかりの稚魚の餌は、ミジンコや、ブラインシュリンプがいいと思います。（稚魚用の人口飼料でも良いのですが、水質悪化には十分気を付けましょう！）稚魚が大きくなってきて、ミジンコや、ブラインシュリンプでは間に合わなくなって来たようであれば、人口飼料に切り替えましょう！
稚魚の餌として、日本のディスカスはブラインシュリンプをおすすめします！おすすめする、「ブラインシュリンプ」ですが、孵化のし方や、与え方などは「ブラインシュリンプの孵化、与え方」を参考にしてみてください！！

人口飼料が食べられるようになってくると、金魚はますます大きくなるでしょう。因みに、この時期はこれから次第に寒くなってきますので、稚魚水槽の水温管理に気を使う必要もでてきます。
頑張って稚魚を一人前に！